にっぽん・海風魚旅 怪し火さすらい編 (講談社文庫) 価格: 880円 レビュー評価:4.5 レビュー数:2 なんとなくぽっかりと心に穴があいたかな?と感じたとき、この本手にしま した。ぱらぱらっとめくると、蒼い海、笑い声が聞こえてきそうな笑顔、 一昔前以上前(?)のような子供たちや風景。それから・・・一度自分も 足を運んだ景色を見つけ思わず購入!。読み進めていくうちに、ぽっかりと あいた穴に涼風が吹いてきて、それから・・・暖かいもので埋まっていくそん |
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海風と君のこと 価格: 1,890円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 今でもライブで演って好評を博す曲中心。ライブ映えする殺人級にメロディアスでハードなエモーショナル・チューンが前半4曲畳み掛けるようになだれ込む。後半2曲は優しい気分になれる愛おしいチューン。 ヴォーカルは絞り出すように出す声が切なく、随所に使われるファルセットが効いている。ギター、ベース、ドラムスはいずれもアクが強く、1つの音楽になって放たれるとき、鮮烈な個性となって聴き手に届くことだろう。 個人的にはヴォーカルとギターの切なさが爆発するような、激しくてメロディアスなところが好きです。 |
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にっぽん・海風魚旅2 くじら雲追跡編 (講談社文庫) 価格: 840円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 怪しい探検隊のころはよく読んでいましたが、久しぶりに椎名さんの本を手に取りました。 相変わらずの旅行ネタですが、臨場感のある筆は、相変わらず達者です。それにうまく写真が絡まって楽しませてくれています。 ただ昔は嵐の最中でも、屋根のある公民館にテントを張って寝ていたのに、ホテルや旅館を利用されているのが、やはりお年を召されたのかなと、我が身共々感じる次第。 折ったサバは是非とも食いたい。 |
石井めぐる 『海風』 価格: 2,940円 レビュー評価:2.0 レビュー数:2 書店でこの写真集を見かけたら、まず手にとって表紙をよく見てください。それから裏返して裏表紙を。これであなたは、この写真集のベスト・ショット2枚を見たことになります。いや、もしかしたらこの2枚しか見るところはないかも知れません。 な?んだかなあ、これは。パッとしない写真集であります。 高校の制服のスカートをまくって下着(実は水着)がチラ、が一つの売り物らしいが、こんなに何枚もページを使うほどの”見もの”とも思えず。と言って、他にたいして売り物もないのだから悲しくなる。めぐるの豊かな胸の魅力を捉えたショットも皆無に等しい。 また、すべての写真が荒い粒子の仕上げ |
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海風は時を越えて 価格: 2,940円 レビュー評価:5.0 レビュー数:2 彼らの音楽の中に息づいていたのは、明らかに日本海の少し甘みを含んだ潮風で、その匂いが透明な切なさを吹かせました。また吉田拓郎らのコピー等から彼らの音楽は始まったそうですが、フォークになくてはならない内省的な深み、つまりは“暗さ”がちゃんとあり、心象のわびさびを映しこんだ楽曲を次々と生んでいます。そういう正統なセンチメンタルを持つこと、そして潮風が音楽にいつも吹いていること、これらは00年代のフォーク・リバイバル・ブームで出てきた他のグループがもたない特徴であり、大いに平川地一丁目のフォークを注目させる点でした。 他方、もうひとつ音楽として素晴しいのは、弟・林直次郎の |